2004
大阪の二人組みの女芸人の会話劇。現在と出会った頃のシーンが交互に折り重なり、離れられない二人の関係を映し出していく。
思ったよりもおもしろかった。大阪の街中で撮影されているが工夫してカメラに気付かれずに撮影できているとのこと。監督というのは撮影方法も考えるものだとわかった。犬童監督は大阪の人だと思ったら違っていた…。
吉本の芸人たちがたくさん登場するがこれも見所の一つかもしれない。夢の中のシーンで歌詞を読み上げるシーンがあるが内容や言い回しが面白かった。
2004
大阪の二人組みの女芸人の会話劇。現在と出会った頃のシーンが交互に折り重なり、離れられない二人の関係を映し出していく。
思ったよりもおもしろかった。大阪の街中で撮影されているが工夫してカメラに気付かれずに撮影できているとのこと。監督というのは撮影方法も考えるものだとわかった。犬童監督は大阪の人だと思ったら違っていた…。
吉本の芸人たちがたくさん登場するがこれも見所の一つかもしれない。夢の中のシーンで歌詞を読み上げるシーンがあるが内容や言い回しが面白かった。
2006 日向寺太郎 浅野忠信, 浅野忠信, エリカ, 池脇千鶴, 小池徹平, 眞島秀和, 菊地凛子
古びた写真館をとりしきる主人公は、美しい女性と出会い、子供を身ごもり結婚に至る。子供を身ごもった最愛の人は少年に殺される。やり場の無い怒り抑えようとするが…
池脇千鶴さんは主人公の幼馴染という役どころだけど良い良い良い。改めてあの演技が良いと思ったけど、感情を表す微妙な仕草とかが、シーンの切れ目で切れてたりすることがあった気がする…涙。全体としてはなにか空々しいというか、重いテーマのわりに何故か心に迫ってこない…。なぜだろうか人物のディテイルが伝わってこないのだろうか…。
1997 ルイス・ブニュエル カトリーヌ・ドヌーブ, カトリーヌ・ドヌーブ
裕福な夫婦が馬車に乗ったシーンから始まる。突然、夫は妻を馬車から引きづりおろすと、御者たちに木に妻をつるし、目隠しするように指示する。そして、妻の背中をはだけさせ、御者に鞭で打たせる。ひとしきり鞭で打たせた後に、夫は御者に「あとは好きにしろ」と指示する。という妻の妄想で物語が始まるのである。
DISCASで借りているので、なんでこの映画を借りようと思ったのかがわすれたが、個人の性的嗜好をテーマにした作品である。医者の学会があると近隣のSMクラブが繁盛するとかいう話を聞いたことがあるが、まあ、特に裕福な層には現実にそういう世界があるのかもしれない、とか思った。
が、他のレビューを見るとそんなに単純な作品でなく、彼女の過去が現在にもたらした性的障害を描いた作品でもあるらしい。そうだとすると、その部分はあまり伝わってこなかった。原作を読まないとダメなのかも。そもそも性的嗜好にノーマルとアブノーマルがあるという二元的な考え方は受け入れがたいが…。
2006
この世界では消防士は「本を燃やす」職業。本を読むことは法律で禁止されていて、消防士は違反をして隠し持っている人の家の本を探して燃やす。本を読むのが禁止されているというよりも自由な思想が制限されていて、一家に一台あるスクリーンで決まった番組を見ていて、興奮剤や睡眠剤などが支給されている。主人公は優秀な“消防士”だったが、その生活に特に不満を感じたりはしていなかった。しかし、ある日、本を読み、人間の自然な感情が湧き出してくると、統制された社会に疑問を覚える。
華氏911のタイトルの元があったということをそもそも知らなかったので見てみたが、華氏911はタイトルからして強いメッセージ性があったことがわかった。映画としては舞台が近未来という設定だと思うが、今の時代から見ると不思議なレトロ近未来なのでむしろ温かくてほほえましい。助演の女性が美しい。全体を通して不思議なフレンチの雰囲気がステキ。
2006 河毛俊作 柳楽優弥, 柳楽優弥, 常盤貴子, 高橋克実, 蒼井優, 倍賞美津子
動物プロダクションの家に生まれた主人公はタイに渡り象使いになる。日本に戻って来てからも象を遣ってショーを取り仕切るまでに成長するが…。動物と人間のふれあいを描いた暖かい作品。
うーん、期待はしていなかったけど、時間がなさすぎえ消化不良?蒼井優さんのシーンはなくても良いかも、けど興行成績のためには必要なのかも。私も蒼井さん出なかったら見てないし…。脚本を時系列にしないとかで時間を稼ぐとか。効果音はよかった。
タイの自然とかはキレイだった。変な爬虫類食べてみたいな。アジアでは象使いというか業者が象を酷使して働かせて問題になっているらしい。言うこと聞かないから目を潰すとか虐待も起こっている。この映画を見た人はそういうことにも目を向けてもらえたらよいな。
1976 講談社 加藤 周一
はじめは芸術の話から始まり、戦争、天皇制まで話は及ぶ。“西洋”を強く意識した比較論であったと感じた。
第二次世界大戦についても私たちが知らされているように国民が軍部にだまされて踊ってしまった、というようなことは一方ではあったが、知識層はその無謀さをよく理解していて、それを止められなかったとの記述には驚いた。現在も同じことが起こっているのではないか。
2005
結婚って何?みたいな映画。どちらかといえば3人の男の視点から結婚を捕らえた映画。
フランス映画だからまあこんな雰囲気かな~と思っていたけど、途中にフランス在住の世界一セクシーな男性が登場した。ファンとしてはうれしいけど、彼がいるとメルヘンになってしまう。存在感ありすぎで相変わらずデストロイヤーだ。
2004 ともさかりえ
1980年を舞台にした3人姉妹がくりひろげるドタバタコメディ。
あまり期待をしていなかったが、思いのほかに笑える部分が随所にあった。セットとかはちゃんと1980していたのではないかな。あの電話ほしい。犬山犬子さんの雰囲気と演技が良かった。3人それぞれ問題を抱えているが、蒼井優さんのために用意されたエピソードはちょっと他に比べるとイマイチだったのではないかな。
2001 リー・チーガイ 金城武, 金城武, 山本未来, 椎名桔平
眠らない町、歌舞伎町。その歌舞伎町で交錯する男と女、マフィア、グループ抗争。その中で役割を見出している主人公は、一人の女と出会う。
数年前に原作を読んだが内容を忘れていたのでストーリーを楽しめた。さすがに映画にすると、主人公の生い立ちなどのバックグラウンドまでは語るに至らなかったのは仕方がない。なぜか小説で読んだときの衝撃がなかった気がする。主人公の金城武の演技はどうなのだろう…。それ以外の俳優は完璧だった。
2002 日本文芸社 石 平
華やかな中国の成長の裏にあるマイナスなことがらに新聞記事などを情報源にして、スポットを当てた本。あまりにもマイナスな面を注視しすぎているところが気になるが、的を得ているところもあると思う。