1976 講談社 加藤 周一
はじめは芸術の話から始まり、戦争、天皇制まで話は及ぶ。“西洋”を強く意識した比較論であったと感じた。
第二次世界大戦についても私たちが知らされているように国民が軍部にだまされて踊ってしまった、というようなことは一方ではあったが、知識層はその無謀さをよく理解していて、それを止められなかったとの記述には驚いた。現在も同じことが起こっているのではないか。
1976 講談社 加藤 周一
はじめは芸術の話から始まり、戦争、天皇制まで話は及ぶ。“西洋”を強く意識した比較論であったと感じた。
第二次世界大戦についても私たちが知らされているように国民が軍部にだまされて踊ってしまった、というようなことは一方ではあったが、知識層はその無謀さをよく理解していて、それを止められなかったとの記述には驚いた。現在も同じことが起こっているのではないか。