
主人公は23歳。普通に生きてきた。小さな娘が二人。夫と慎ましく仲むつまじく暮らしている。そこで余命3ヶ月の宣告。彼女は自分の残りの人生と、自分のいなくなった後の世界のために、着実に行動していく。
前から気になっていたが典型的な話だったらイヤだったから避けていたが、思い切って借りてみた。主人公が若いにもかかわらず子供がいるという設定だったので良かった。主人公のかしこそうな感じが確実に役を表現していた。助演の女性も洗練されて理知的な美しさで演技がよかった。全体的に役者が良かった。
ストーリーはゆっくりと心地よく流れていくが、中でも夫と主人公のラブラブな台詞がよかった。”Do you sing to me?”とかハッとした。さまざまな愛にあふれている映画だったと思う。