猫の恩返し / ギブリーズ episode2

2003 森田宏幸 池脇千鶴, 袴田吉彦, 前田亜季, 西村雅彦, 鈴木京香, 古田新太, 篠原ともえ

 

高校生のハル。車にひかれそうになった猫を助けたことから、猫の国に招かれたハルの冒険ファンタジー。

なんで借りたのか不明だったが、途中で池脇さんが声を当てているのに気付く。が適当に見た(=x2倍速)ギブリーズは独特のCGが炸裂していた。激辛カレーを食べたくなった。

橋の上の娘

2000 パトリス・ルコント ヴァネッサ・パラディ

 

芸人・ガホールは橋の上から身投げしようとしている娘・アデルを“ナイフ投げの的”にスカウトした。コンビを組んだ二人が、大道芸の旅に出る…。

映像はきれいだった。けれど、チャンと見なかった。ヴァネッサ・パラディはキレイ。キレイな人はベリーショートが似合う(私見)が、なんか歯が気になった…w。この映画のラブシーンは…(~0~;;

かもめ食堂

 

フィンランドのヘルシンキで日本食堂をはじめたサチエ。サチエは図書館で知り合ったミドリを食堂のスタッフに迎える。お客が来ない日が続いたが、サチエたちの温かな心がこもった料理は、次第に人々をひきつけ始める。

荻上直子監督の映画は二作目だが、気持ち良かった。映像の清潔な質感が心地よい。キャストも良かった。ドーンとそそり立つような主張はないけど、小さいことを積み重ねていく大切さが心に残る。久しぶりにドップリと浸れた。

グラスホッパー

2004 角川書店 伊坂 幸太郎

 

妻の復讐を誓った“鈴木”。自殺での殺し屋“鯨”。刺殺での殺し屋“蝉”。3人の男たちが一つの事件をめぐって暗躍する様をそれぞれの視点から描く。裏社会にスポットをあてた作品。

「アヒル…」で伊坂氏は正義漢?と思ったけど、この作品では、その思いを強くした。ちゃんと仕掛けが用意されている。

チルドレン

2007 講談社 伊坂 幸太郎

 

奔放な「陣内」を周りの人の視点から描いた短編集。時系列はバラバラだが短編同士は関連しているので、長編と言っても良いかもしれない。短編ごとに仕掛けが用意されている。ホロリなミステリー。

やっぱり正義漢な伊坂氏。読むにつれて、言動の一貫しない「陣内」を好きになってしまうのである。涙が出た話もあった。うまいのー。今のところの伊坂氏の中で一番好きな作品です。氏の作品はもう3冊読む予定。

幸せになるためのイタリア語講座 デラックス版

2004 ロネ・シェルフィグ, ヨーゲン・ヨハンソン, ピーター・ガンツェラー, ラース・コンルード, アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン

 

仕事、恋愛、家族にトラブルや悩みを抱える6人の男女が、市が主催するイタリア語初級講座に集まった人々との触れ合いを通し、生きる希望を見出していく。大人のラブストーリー。

もっと明るい話だと思っていた。あまりにも暗すぎて、チャンと見ませんでした。けど最終的にはハッピーになるみたい。

P.S.
イタリア語講座の教師は、初回の授業中、
心臓マヒで死にます☆

雲のむこう、約束の場所

2005

 

日本が南北に分断された、もうひとつの戦後の世界。ヒロキとタクヤは、同級生のサユリと夏休みを過ごしていたが、サユリは突然、東京に転校してしまう。数年後ヒロキはサユリに再会するが…。3人の約束は果たされるのか?ノスタルジックな叙情詩。

うむー。独特の美術はスゴイ。エンドロールでも美術の方が最初に出てきた。だけどもっ、だっけっどっ☆物語が感傷的すぎるのと、アニメ少女のクネクネした動きに萎えました。なんだろう。美術を見る作品かも。

シュガーレス・ラヴ

2000 集英社 山本 文緒

 

正座してただけで骨折する「骨粗鬆症」。美人と言われてトイレにも立てない「便秘」。恋人からの電話を待って眠れない「睡眠障害」。月に一度、些細なことでイライラする「生理痛」。フードコーディネーターの「味覚異常」。恋が、仕事が、家庭が、女性たちの心と体を蝕んでゆく。ストレスに立ち向かう現代女性にスポットをあてた10つの短編。

ホロリ度が高めなので、お薦めかも。
もちろん、救いがない話もあるよ☆

パラレルワールド・ラブストーリー

1998 講談社 東野 圭吾

 

通勤途中に会う女性に想いをよせるようになった崇史。けれど彼女は毎日、手の届かないガラスの向こうにいるのだった。脳研究の最先端の研究所に勤める崇史と、同僚で親友そしてライバルの智彦。その智彦が恋人として紹介した麻由子。彼女はガラスの向こうにいた女性だった。“1年前”と“現在”が交互に語られ、数々の謎が徐々に明らかになっていく。崇史は真実にたどり着けるのか?ラブストーリーも入ったSFミステリー。

同じように過去と現在が同時進行する「アヒル…」がどのカードが“ババ”なのか分からない“ジジ抜き”なら、この作品は“ババ抜き”である。明らかな矛盾点や不審点があり、数々の伏線により、ジョーカーに近づいていく。グイグイと読まされてしまった。

夢にも思わない

2002 角川書店 宮部 みゆき

 

僕は毎年、白河庭園で行われている虫聞きの会に参加した。クドウさんが参加するのを聞いたからだ。けれど庭園で僕を待っていたのは殺人事件だった。そして被害者はクドウさんのいとこだった!警察は犯人を追うけれど、真相は追わない。僕は真相をつきとめることに決めた。クドウさんを守るために!

中学生の僕と友達が真相を追っていく。家族の問題とか絡んでいるけど、なにか深みがない…。