なおりはしないがましになる1

 自身のAHDHを治療していく話である。Twitterで誰かが進めていたので、気になって読んでみた。

登場人物・世界観

 カレー沢氏はダブルワークで漫画を書いていたが、仕事がうまくいかず辞めている。諸葛亮氏はスピッツ編集部のカレー沢氏の担当である。五十嵐氏は東京のメディカルケアクリニックの理事長、医学博士でこの書籍の医療監修者である。

物語の始まり

 カレー沢氏は自室で漫画を書いているが部屋があまりにも汚れていることを気にしている。その上、会社勤めをやめて漫画だけを書くようにしたが周囲のことに気が散って思うように仕事を進まない。担当の諸葛亮氏に「自分がいると地球のクオリティが下がる」と説明すると、病院に行って治療しようと病院を探して一緒に言ってくれる。
 五十嵐先生に自分の状況を説明する。仕事をすると気になることがあるとすぐにそちらに行ってしまいというのを繰り返し気付くと夜。仕事は進まないし集中していないから、なんか雑。なのに、ものすごい疲れているという状態。原稿は何とか間に合うけど、他のことをする元気がなく雑務は溜まって、家が荒れていると。自分は著しく怠け者で自己中心的な人なのでは?と聞く。
 五十嵐先生はそれは発達障害が原因の可能性があり、沢山の人がそれで悩んでいると説明する。そこからカレー沢氏の勉強と治療が始める。

テーマ

 発達障害の解説をしながらADHDの治療をしていく。発達障害の分類や、テスト結果、薬などの治療法、発達障害の人が集まった語る会などで治療を進めていく。また、自身がなぜ人と話さないようにしているの顛末なども語られる。

 知らなかったこともたくさんあり勉強になった。しかし、小麦粉中心の食生活も原因になっているのではとも思う。

最後に

  カレー沢さんの絵も面白いが、とにかく言葉選びがうまく面白い。どんな病気でも1・0でなく様々なレベルの人がいると思う。ADHDに興味がある人だけでなく、周囲に不可思議な人がいたら、その人を多少でも理解できるかもしれないのでおすすめです!