2008 技術評論社 西田 圭介
Googleの技術を論文を元に分かりやすく解説した本。サーチの概要から始まって、データ保護機能を実現した分散ストレージ、ハードを増やすことによりリニアに性能が上がっていく分散処理などの基盤技術を説明する。それに加えてハードの運用コスト、電力、HDDの特性などのレポート、さらに独自の開発文化、開発環境、有名な20%ルールなどを解説する。
分散技術はほとんど知らなかったが興味深く読めた。方法を変えていくことにより徐々に進化しているのには恐れ入った。また20%ルールは、他のことをやるように“求められてる”というのを知らなかった。開発文化、運用なども興味深い。とりあえずオリジナルのドキュメントも読まんとあかん。