志乃ちゃんは自分の名前が言えない

2018 ビターズ・エンド 湯浅弘章

印象的なタイトルで娘と見た。

登場人物

大島志乃は高校1年生の女子。人前で母音で始まる言葉を発しにくくなる症状を抱えている。加代は名前が言えない志乃を笑わずに接してくれたクラスメイト。音楽好き。

物語の始まり

初めて高校に登校する。生徒がひとりずつ自己紹介をしていく。苦手な自己紹介。自分の番が迫ってくる。自分の番になって必死になって何とか立ち上がる。話そうとしてもどうしてもうまくいかない。自分の名前が言えない。。。

テーマ

自分の弱点やコンプレックスと向き合っていく。弱点を馬鹿にしない友達。なんだろう、勇気の話だと思う。

最後に

自分も弱点を抱えて生きている気がする。誰しも多かれ少なかれあるかもしれない。人を受けれるのと同じくらい自分を受け入れるのは難しい。必要なのは勇気なのかもしれない。そんな勇気づけられた映画だった。受け入れる勇気、大きな勇気。そんな勇気が欲しい人にはおすすめの映画です!

愛しのホロ

2020 Netflix イ・サンヨプ

登場人物

ソヨンはメガネ屋に勤める女性で代理である。人の顔が見えにくくなる失顔症を抱えている。ユジンはホログラム人工知能を開発した会社の社長。ホロは新開発のメガネの中に現れる人工知能アバター。周囲の電子機器を乗っ取ることもできる。

物語の始まり

ユジンは投資家向けに新製品であるホログラム人工知能を発表した。それはVR眼鏡をかけると人工知能のアバターが見えるようなメガネであった。発表を終えたユジンは家路に着くが、開発した技術つが革新的すぎたため、技術を奪おうとする組織に狙われる。自らも眼鏡をかけ人工知能にアドバイスをもらいながら逃げようとするが、逃げきれなくなり通りかかったソヨンのカバンに新開発の眼鏡を忍ばせ、その場を去る。
 メガネに気づいたソヨンはかけてみると、ホロが見えることに気づく。そしてホロの人工知能には大きな力があることがわかってくる。職場では人の顔を見分ける必要がある仕事をまかされるが、ホロの力を借りて切り抜ける。その後もホロに人を見分けてもらって、人へ積極的に関わることができてくる。気になっている先輩にも近づこうとするが、、、

テーマ

 年頃の女性の悩みや孤独。人工知能という存在。ちょっと重めなテーマを絶妙な口当たりの良いコメディで包んでいるところがさすが韓国映画というところ。

最後に

 開発者のナンドが出てきてドタバタ劇っぽくなってくるのが面白い。テクノロジーが前に出てきているようだけれども、結局は人々の物語。ソヨンと同じような年の女性にはいいのかもしれないです。男性が見て紳士なホロをまねても良いのかもしれない。