華氏451

2006

 

この世界では消防士は「本を燃やす」職業。本を読むことは法律で禁止されていて、消防士は違反をして隠し持っている人の家の本を探して燃やす。本を読むのが禁止されているというよりも自由な思想が制限されていて、一家に一台あるスクリーンで決まった番組を見ていて、興奮剤や睡眠剤などが支給されている。主人公は優秀な“消防士”だったが、その生活に特に不満を感じたりはしていなかった。しかし、ある日、本を読み、人間の自然な感情が湧き出してくると、統制された社会に疑問を覚える。

華氏911のタイトルの元があったということをそもそも知らなかったので見てみたが、華氏911はタイトルからして強いメッセージ性があったことがわかった。映画としては舞台が近未来という設定だと思うが、今の時代から見ると不思議なレトロ近未来なのでむしろ温かくてほほえましい。助演の女性が美しい。全体を通して不思議なフレンチの雰囲気がステキ。

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