花とアリス 通常版

2004

 

女子高生二人をめぐる日常と恋愛。

フライヤーが印象的ではなかったから、あんまり興味を惹かれなかったのだけど…。見てみたら、なんじゃこりゃ!?イイ!!良すぎ!失敗した!映画館で見るんだった…。鬼のように切ないストーリー最高。テンポもいいし、さすがに映像は美しい。あと10時間くらい見てたかった。

それにしても蒼井優さんキレイ!!つーか、立ち居振る舞いっていうか、声っていうか、体の線っていうか、ツボっすね。フィルムをガンガン回したくなる気持ちがわかります。

見てるだけでこんなに気持ちよいってことは、作っている方はどんだけ気持ちいいのか…。味わいたし。

恋の門 スペシャル・エディション (通常版)

2005 松尾スズキ 松田龍平,酒井若菜, 小島聖, 塚本晋也

 

衝撃の予告編?を見て、映画館で見たかったが見れなかった作品。原作の漫画は読んでいなかったが、独特の雰囲気に魅了された。真剣と間抜け、切実とおちゃらけが同居して、不思議な空気を作っている。シュールでかつ非現実的なストーリーは笑いどころ満載。
お互いが持つ独自の世界を尊重して成り立つ恋愛、各自の世界の接点。その接点で二人が共同作業をするシーンはベッドの上ではないがこの映画の中のラブシーンとして、心に残っている。好きなラブストーリーの中の一つになった。

春の夢

1988 文芸春秋 宮本 輝

 

大学生の哲之とその恋人の陽子を中心とした青春小説。トカゲが象徴的で神秘的で哲学的な要素をストーリーに添えて、生や死について考えを深めている。

主人公のポジティブで現実的な人間味あふれる言動はなぜか癒されるというか許されるというか、暖かいもので心が満たされ、人生への示唆にも富んでいる。

.NET&Windowsプログラマのためのデバッグテクニック徹底解説

2003 日経BPソフトプレス ジョン ロビンズ, John Robbins, 豊田 孝

 

元グリーンベレーで20代後半でソフト業界に入ったジョンロビンズ氏の本。グリーンベレーに入れる人はどの業界でもトップにいけるのか?と驚いた。

この本にはWindowsの高度なデバッグテクニックやツール、チップス、教訓が満載されている。CDには著者が製作したDebugライブラリやツール、さらに著者が作ったデバッガのソースまで添付している。

特徴的なのは著者が自分のツールを作ったときにぶち当たった問題などが書かれていたり、コラムには過去に経験したトラブルなどがかかている。翻訳本だけあり面白く読めるし、笑ってしまうエピソードなども満載だ。

もしソフト業界にいてWindowsのプログラムをバリバリ書いているような人であれば絶対に読むべき本。自分も勉強不足であることを痛感した。ここの巻末に書かれている本も読んでみたいと思う。

NANA-ナナ-

2005 大谷健太郎, 中島美嘉, 宮崎あおい

 

ディテイルをつっこめば言いたいことは山のように出てくるけど、全体としてはGood job!! 個人的には演技というか独特の空気を作っていた中島さんが特によい、ナナとはまた違っていた気もするけど。
この調子でNANA2もドロドロ爆走してほしいが、しかし1のちょい役が2ではメインに入ってくるから、そこんところが心配ではある…。

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

1995 日経BP出版センター ジェームズ・C・コリンズ, ジェリー・I・ポラス, 山岡 洋一

 

意外に賛否両論あるようだ。
翻訳本は日本の教科書的な教師に補完してもらいながら読むようなものではなく、自分で読み進められるからよいとの印象があるが、本書も具体例が多く物語のように読み進められ個人的には読みやすいと思った。
本書で抽出されている企業の特徴にも一読の価値があるが、各社の創業時の話や歴史などが随所にとりあげられていて興味深い。ぜひ経営を目指す人であれば読むことをお勧めする。

プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星

2003 エクスナレッジ 大平 貴之

 

企業がなし得なかったプラネタリウムを個人で製作したものすごい人。当然、開発は一筋縄ではいかなかったが、広く技術を学ぶ姿勢と、その実現力には頭がさがる。やってできないことはないんだなぁ~と強く感じた。これからも飽くなき探求を続けてほしい。
それにしても早くメガスターの星を見たい。

現代中国を知るための60章

2003 明石書店 高井 潔司, 遊川 和郎

 

中国の最新の政治、経済を中心に書かれた本。テーマ別に細かい章になっていて読みやすい。最新の事情にキャッチアップするために改定されたらしい。ぜひ今後も改定を繰り返してほしい。

知りたかった「上海協力機構」についても書いてあった。その他、台湾、香港、マカオなどの周辺国との関係にも言及されている。

世界おもしろ比較文化紀行〈2〉ビッグマックプリーズ!!

2001 心交社 小屋 一平

 

世界各地のマクドナルドの面白メニューと、コカコーラ+ソフトドリンク、旅の失敗談などのエピソードが読みやすいタッチでかかれている。各言語でのビックマックの注文の仕方が書いてある。

マハラジャバーガー、サムライバーガー、ばったもんのスプライトなど内容は盛りだくさん。読みやすくて、おもしろい!バックパックな旅行者にはお勧め。

ということで、各国に行ったらマクドナルドに行くべし!私として回転寿司やコンビニも面白いのでお勧め。

仏教とキリスト教―どう違うか50

1986 新潮社 ひろ さちや

仏教とキリスト教を一般の人に分かり易いような平易な質問によって対比させることによって、それぞれの宗教への理解を深めるというもの。

その成り立ちから、発展、現在の形にわたり、非常に分かり易く、さらさらと一気に読めた。お勧めです!この人は他にも同じような本をたくさん書いているようですね。