春の夢

1988 文芸春秋 宮本 輝

 

大学生の哲之とその恋人の陽子を中心とした青春小説。トカゲが象徴的で神秘的で哲学的な要素をストーリーに添えて、生や死について考えを深めている。

主人公のポジティブで現実的な人間味あふれる言動はなぜか癒されるというか許されるというか、暖かいもので心が満たされ、人生への示唆にも富んでいる。

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