アジアンタムブルー

2005 角川書店 大崎 善生

 

雑誌の編集者の山崎は、みずたまりを撮りつづけるカメラマンの葉子と出会う。取材先で葉子は倒れ、末期ガンであることがわかる。人はどこまで人につくせるのか。せつない愛の物語。

物語はやっぱり後半から加速していく。しかし、なぜかその波に乗れなかった。なぜだろうか。精神状態だったのか、一気に読めなかったからだろうか。パイロットの方がグッときた。作りこまれた舞台装置が見えてしまったのかな。

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