2000 新潮社 夏目 漱石
長井代助は三十にもなって定職もない。父親からの援助で暮らし、読書や思索に耽り、世を堕落していると考えている。そんな代助は、かつて愛しながらも義侠心から友人平岡に譲った平岡の妻・三千代と再会する。代助は動き出す人生の中で自己を省みる。
いや、やっぱりスゴイ。って自分の言葉の稚拙さに涙が出てくる。言葉も表現も心理描写も生活描写も展開も。つーか読めない漢字とか出てくるし。もうね、古さとか、ぜんぜん感じさせない。今日的なテーマだよ。はっきり言ってニート。かなり高尚なニート。風流すぎる。花を買いたくなった。
三四郎読んでないから、三部作とりあえず読もう。歴史が評価したものを読むのが効率が良い。けど寄り道もするのだ。