2006 宝島社
食品の安さの秘密を書いた本。「外食」「コピー・加工品」「健康食品」「食品添加物」に分けて書いてある。
扱っている範囲は広いが「食品の裏側」などを参考にしているので、知っている内容も多かった。パン屋の恐怖など知らないものもあった。プロテインは笑った。大豆カスよりきな粉の方が良い。全体的には攻撃的な視点。写真が多くて内容少ないなぁ~とか、流行にのって作った本かな~とか思っていた。
ら、著者のコラムでそうではないことが分かった。「食品の裏側」の安部氏にも共感がわくという。著者の父親が食品添加物の問屋をやっていたが、友人に「こんなものは絶対に子供に食べさせるなよ」という一言で、その日のうちに儲かっていた事業をたたんだということだ。その後、父親は添加物の危険性を訴える活動を行い、著者も同様のことをしている。読みやすいので、パラパラめくってみるのも良いかもしれない。