明石書店 亜洲奈 みづほ
国際関係、政治、経済、社会、文化、芸術に分かれた60章で現代台湾を様々な角度から分析した本。
日本、台湾、どちらにおもねることなく語られていて、程よいバランスが心地よかった。4台エスニックグループ-ビンナン系、客家、先住民、と大陸系の移住者-を抱える他民族国家の台湾が、民族的政治的に根本的にアイデンティティの問題を抱えているというのは興味深かった。先住民のために選挙によらない8/225議席を与えられているという先進的な民主主義があったのはショックだった。別の本によると12民族、37方言があるそうだ。政治についても語られていて良かった。もっと整理して勉強が必要なことを感じた。サヨナラ・再会という映画はみたい。