PLANET ZOO 地球動物園

1992 自由国民社 平本 メリエル

 

大学時代読み、衝撃を受け、ベジタリアンを指向するようになった本。
牛肉を生産するために熱帯雨林が焼き払われている、食肉のにわとりはストレスを軽減するために一生真っ暗なところで飼育される、フォアグラのつくりかた、マクドナルドのハンバーガー1つでどのくらいを熱帯雨林に換算するとどのくらいの面積になるか、など衝撃的な内容。
カールルイスはビーガン(乳製品を食べないベジタリアン)。肉をやめて植物に切り替えれば、世界の食糧難が解消されるなど著者の切実な願いが込められている。

2時間でわかる図解 インドのしくみ―人口10億人の成長大国の政治・経済・ビジネス・社会

2001 中経出版 島田 卓

 

非常にわかりやすくインドの近代史、文化、ビジネスをバランスよく包括的に書いてある本。軽い本に見えるが著者はすごい経歴の人で、内容の骨子はしっかりしていて、日本の外交の批判まで織り交ぜてある。

ホットメールを作ったのはインド人、新生銀行のシステムはインド製、役員にインド人がいる。シリコンバレーには750社ものインド人社長の会社がある。インドすごい。

インド人は99x99の掛け算まで学校で覚えるらしいが、抽象的な思考に長けているように思う。

エド・ウッド

2005 ジョニー・デップ

 

最低の映画監督をジョニー・デップが好演。ジョニー・デップの中で好きな映画の一つ。

デップの独特の演技が作品全体をキレイに纏め上げています。映画を撮るだけが好きで作品自体は散々なエド・ウッドだけど、そんなダメ監督を好きになってしまいます。

デッドマン

1997 ジム・ジャームッシュ ジョニー・デップ

 

ジョニー・デップの作品の中で好きな作品の一つ。

モノクロームの画面が美しい!ジョニーデップの細やかな演技を通して、アメリカ先住民の血を引く彼の思いが伝わってくるような気がします。

“死”に向かい合うことで、本当の“生”に気づく。
一番好きなシーンは銃弾に倒れた子鹿を抱くようにいっしょに倒れるシーンです。死を体感しているような真上からの神秘的なカットも最高です!

戦争と平和 1

1972 新潮社 トルストイ, 工藤 精一郎

 

20代前半で読んで人生をゆすぶった1冊。もっと早く読めばよかった。壮大な物語を通して戦争や人生の幸福などが描かれている。
私は文学も大作も初めてで、ぜんぜん読み進められなかったので、まず映画を見みました。

いのちに触れる―生と性と死の授業

1985 太郎次郎社 鳥山 敏子

 

人生をゆすぶった一冊。
鳥山先生の小学校での授業の内容がかかれている。それは「にわとりを殺して食べる」というような過激なものだが、自分の”生”が他の生物の”死”によってささえられているということを直感的に経験できる素晴らしい授業だと感じた。

大人問題

2001 講談社 五味 太郎

 

人生をゆすぶった本。あまりにも衝撃的で本屋で立ち読みしたら泪が止まらなくなった…。
教育という問題にあまりにも理不尽で体面ばかりを気にして小さな価値観を子供に押し付ける”大人”という存在を真っ二つに切る。”先生”や”お父さん”という名を借りた権威主義を考える。学校という制度に対する問題提起。
義務教育というのは養育する子女を学校に行かせる義務であって、子供が学校に行く義務ではない。画一的な教育は日本を豊かにしているのか?と考えてしまう。