2004
その町の少年は「吉野がり」というぼっちゃんがりにする風習があった。子供たちは町に1軒しかない「バーバー吉野」の女主人は伝統を愛し、朝、学校に登校する子供たちの髪型をチェックするのが、日課であった。しかし、そこにカッコよい髪型をした男子が転校してくる。そこから始まる少年たちの物語。
牧歌的な情景。そこには足りないものがないくらいの平和が、美しくソツなく描かれている。全体的に完成度がかなり高いのではないだろうか。
もたいさんは最高だったのだけど、物語にはどこかパンチが足りない。スタンドバイミーのような少年のかかえる葛藤がなかったのだろうか…。カナリアの男の子をまた見れたのがよかった。