田園交響楽

1952 新潮社 ジッド, 神西 清

 

無知で動物のようだった盲目の少女ジェルトリュードは、牧師に拾われて育てられ、美しく知的に成長をとげる。しかし開眼手術の後に自殺を図るのである。美しい文章でつづられた悲劇的な物語。

翻訳が素晴らしいのか、文章が表現がたまらなく好きである。もっと長いものを読みたい。しかしなぜ、ジッドの物語では自殺するのだろう。キリスト教徒なのに…。

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