2003 西日本新聞社 安本 末子
戦後間もない昭和28年。幼くして父母と死に別れて、兄弟四人で暮らしていく様子が描かれている小学生の末子の日記。
父が「にあんちゃんのころは・・・」とよく言っていた。その日記が復刻されているのを知って買ってみた。素直な感性に涙が出ることたびたびだった。「くつがなくて修学旅行に行けない」「茶碗が家に一つしかないから、お客さんを呼べない」など、想像を絶している。恵まれすぎている自分が憎らしくなるくらいだ。
2003 西日本新聞社 安本 末子
戦後間もない昭和28年。幼くして父母と死に別れて、兄弟四人で暮らしていく様子が描かれている小学生の末子の日記。
父が「にあんちゃんのころは・・・」とよく言っていた。その日記が復刻されているのを知って買ってみた。素直な感性に涙が出ることたびたびだった。「くつがなくて修学旅行に行けない」「茶碗が家に一つしかないから、お客さんを呼べない」など、想像を絶している。恵まれすぎている自分が憎らしくなるくらいだ。