ピンポン

2002 アスミック・エース 曽利文彦

 名前はよく聞いたことがあったが、見たことがなかった。窪塚洋介さんが出ていると知っていたが、少し窪塚洋介さんがメディアに取り上げられていたので、興味が出てきてNetflixでみた。

登場人物・世界観

 星野(窪塚洋介)はペコと呼ばれているが、高校一年生で卓球で頂点を目指すと言っているが、卓球部の練習ではマイペースでさぼってばかりいる。エキセントリックな正確である。幼馴染の月元(井浦 新)はスマイルと呼ばれていて、ペコといっしょに卓球部に所属しているが昔のいじめもあり厭世的で卓球にも身が入らない。卓球部顧問である小泉丈(竹中直人)は月元の才能を見抜き伸ばしたいと考えているが本人のやる気がなく、なかなか振り向いてもらえない。

物語の始まり

 ペコは小さい頃から練習している卓球場タムロでたむろして地元の男性などと対戦している。月本は先輩から部活に来ないペコを呼んでこいと言われて、卓球場に向かう。道中いじめからペコに助けられた昔を思い返して、卓球に打ち込んで自信に満ちているペコに憧れていたのを思い出す。翌日はふたりとも部活に出るもサボって隣の学校に道場破りに行くもチャイナイと呼ばれる強豪にペコは完敗する。顧問の小泉はインターハイに向けて月元に特訓を付けたいがなかなか相手にしてもらえない。そうしてインターハイを迎え、二人ともボロボロに破れるのである。

テーマ

 物語は星野と月元の成長の物語である。自分の殻に閉じこもっている月元が真に自分と世界に向かい合おうとしてあがく青春も眩しい。男と男の戦いやラブコールやジェラシーで、女性の影がないのは気になる。。

最後に

 片瀬高校という設定だが、片瀬江ノ島の見慣れた海岸や江ノ島などが出てきてほっこりする。路面電車とかも出して綺麗な江ノ島のプロモーション仕立てにしても良かった気もする。あとは何と言っても随所に出てくる卓球のCGやその他のCGは自然でほとんど分からない。こういうCGは素晴らしいなぁと思う。

 卓球に心得がある人もない人も楽しく見るエンターテイメント映画である。ぜひこのCGは見てほしいとも思う。

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