
やはり古事記はロマンが溢れている。図書館でちょっと目に入ったので借りてしまった。
本の構成
古事記と日本書紀が5章に分かれて解説されている。序章は「はやわかり古事記・日本書紀」で記紀の成り立ちについて、第一章「天地の始まり」はスサノオによる大蛇退治まで、第二章「神々の物語」はオオクニヌシの話から初代天皇の誕生まで、第三章「ヤマト政権の誕生」ではヤマトタケルやホムダワケの皇位継承まで、第四章「古代天皇の躍動」ではオオサザキの仁政からアナホノミコ殺人事件まで、第五章「日本の誕生」では武烈天皇から壬申の乱を経て日本誕生まで、それぞれ見開きで分かりやすい図で説明されている。
気になったポイント – 神話
オオクニヌシの話も伊予や播磨の風土記にも記載があるという、またオキナガタラシヒメも日本書紀では一章かけて解説しているというので、当然に存在したのだと思う。
この神話を神話でないという考古学的な発見などがあったらいいなぁと多くの人が思っているとはおもうが、やはり自分も考えてしまう。シュリーマン的な投資や発見は常に憧れる。天の岩戸の話も皆既日食とかは調べようと思っていて、調べていない…。
気になったポイント – 高天原
天津神が住んでいる高天原。イザナギとイザナミは高天原の神々と相談しながら国作りを勧めいる。アマテラスは高天原からオオナムチに使者を遣わしたりしている。
高天原とはどこなのか?何なのか?は気になる。海洋国家だった昔は海の向こうだったのかなとかも思ったり、妄想が止まらない。
最後に
とにもかくにも古事記・日本書紀は日本人のアイデンティティに関る物語であるのは間違いないが、なかなか読む機会がないとは思うので、まずはこのような取っ付き易い書籍を手に取るのはおすすめです!