彼女はキレイだった

2015 MBC チョン・デユン

登場人物

キム・ヘジンは学生ローンを返済するために飲み屋で働いている。幼少期はお金持ちでお嬢様だったが幼少期に家が破産した。ミン・ハリはヘジンの親友で一緒に暮らしている美人で、ホテルの支配人をしている。チ・ソンジュンはヘジンの小太りの幼馴染だったが、時を経てイケメンになっている。

物語の始まり

ヘジンは面接を受けに行くがうまく行かない。家でメールをチェックしていると、小さいときに世話をしていた同級生のソンジュンが米国から帰国するので会いたいと言ってくる。公園で待ち合わせると彼らしき人がいる、しかし別の美人な女性に近づいていった。その時にヘジンは彼女が幼少期は容姿端麗で成績優秀な美少女で男子の羨望の的だったが、今はその面影が一片もないことに気づく。ヘジンは彼に合うのが怖くなり、親友のハリを代役として彼に合わせ対応をさせる。彼の美しい過去を壊さないようにもう会わないことにする。そんなおり面接を受けた会社から合格通知が来ており、晴れて会社員になる。業務支援部に配属されるが、ひょんな事からファッション雑誌ザ・モストの編集部に出向することになる。ザ・モストに海外で活躍した敏腕編集長をつけることが発表されるが、それはソンジュンであった。ヘジンは身を隠したまま厳しいソンジュンの下で働くことになる。

テーマ

女性の容姿。ファッション。忙しい編集部。友情。過去の思い出。それらが混ざり合う中、秘密が物語を引っ張っていく。

最後に

設定が秀逸でドタバタ劇ながら目が話せない。三角関係にもなるし、キューピット役のキム・シニョク先輩も不思議な魅力を醸し出している。ハラハラ・ドキドキなコメディが好きな人にはおすすめかもです。

マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税

2019 ビジネス社 消費増税反対botちゃん, 藤井聡

 消費税は反対だが、振り返ると2010年にも消費税反対の本をいろいろ読んでいたのを思い出した。次の消費増税を控え、反対的な大きな流れができていたので応援もあって購入した。

本の構成

 消費税反対botのあさみちゃんが日本の経済状況について間違った認識を持つ人たちと順番に論争を繰り広げる形式となっている。消費税を反対を訴えるところから始まり、日本の借金について、消費税とデフレについて、消費税と社会保険について、消費税と法人税について、消費税と金利について、消費税とプライマリーバランスについて、最終的には消費税と予想される害について論争を繰り広げる。

気になったポイント

 内容は知っている人なら知っている内容だが、ドラゴンボールの戦闘のような描写でつぎつぎと勝ち上がっていく形式は面白く読めた。

最後に

 財務省はなぜにそんなに消費税を上げたがるかわからないが、少なくとも国民のことは微塵も考えていないことはわかる。とにかく消費税に反対の人、生活が大変だと思っている人にはぜひ手に取ってもらいたい一冊つです!

チョコレートドーナツ (原題: Any Day Now)

2012 Music Box Films トラヴィス・ファイン

登場人物

ルディ・ドナテロはドラァグクイーンとしてナイトクラブで歌のパフォーマンスをしている。ポール・フラガーはゲイでナイトクラブに現れる。判事である。マルコ・ディレオンは隣人のダウン症の子供。

物語の始まり

ルディはいつものようにパフォーマンスしていると、熱い視線を注いでいるポールに気づく。別れ際にポールはルディに名刺を渡す。ルディは次の日に起きると部屋にマルコが立っている。母親が帰ってこないという。ルディはポールに電話して相談しようとするが取り次いでもらえず、直接に職場に乗り込んで事情を説明して助言を乞う。ポールは家庭局に電話しろというが、ルディは家庭局はひどい場所だとして、決裂する。家に帰ると家庭局が来ていてマルコは連れて行かれてしまう。ポートはルディと和解したくてナイトクラブを再び訪れる。お互いのことをもう少し知り合って和解する。ポールは世の中を変えるために法律を勉強して判事になったという。二人で車で走っている際に脱走したマルコに遭遇して、家に連れて帰る。結局マルコのことを通報されて同じところに住めなくなりルディとマルコはポールの家に転がり込む。

テーマ

家族!正義!マイノリティ。偏屈な周りの人達。なんで世の中ってこうなんだろうか?というような反応。

最後に

正義漢のルディにまけないくらいポールも正義漢である。しかし、なんとかするために二人は行動するが、現実はままならない。彼らがマイノリティであることも足をひっぱる。クラシックの名作である。正義漢あふれる人にはぜひみてほしい映画です。

ウルフ・オブ・ウォールストリート (原題: The Wolf of Wall Street)

2013 Paramount マーティン・スコセッシ

たしかNetflixで練り物入りで紹介されていたので、見てみた。破天荒な証券マンの一代記。グレーゾーンで仕事をしていると足がつくぞ、という内容と理解。映画としての完成度は高く手に汗握る。

女系家族〈下〉

2002 新潮社 山崎 豊子

老舗矢島屋は娘が養子婿をとり四代も続いている女系家族。そこで四代目がなくなったことで相続争いが起こる。三姉妹と番頭が繰り広げる骨肉の争いを描いた小説。

山林の所有権の話は勉強になった。

赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ

2003 講談社 ハーヴェイ・カープ, 土屋 京子

 

赤ちゃんは他の動物よりも3ヶ月早く生まれてくるために、泣くことがある。という観点から著者が提案する泣き止ませるための5つの方法。科学と言い伝えの両方をバランスよく取り入れていて説明されている。

おくるみは台湾ではデフォルトで巻かれていたので、普通なものかと思っていたら日本ではあまりない習慣らしい。台湾はガンガンにクーラーをかけているから多少くるんでも大丈夫なのかもしれない。子宮の中はうるさいらしいけど、初めて測定したのが日本人というのも面白かった。著者は男性というのも興味深い。