シネマ de 昭和 女の一生

2006 岩下志麻, 栗塚旭, 山田洋次, 小川真由美, 竹脇無我, 田村正和, 林光, 左幸子, 宇野重吉, 野村芳太郎

 

モーパッサン原作の女の一生を舞台を日本に移して再現。お嬢様育ちの主人公といっしょに育てられた女中を対比させる。不幸を重ねていく自立していない女性の一生を描く。

全体的にはかなりの完成度なのではないだろうか。しかし、私は何でこれを見ようと思ったのだろうか…。原作も読んだことがあってドンヨリしたのだが、また同じ気持ちを味わうことになった。

原作中の教会が絡んでいた部分がなかった。その教会とのからみで原作の父親が神について自分の意見を述べているところにいたく感動したが当然その部分はなかった。また主人公の妊娠はたしか「自分は妊娠している」と言って、夫に避妊をさせないことによって妊娠するという画期的な方法だったように記憶しているがそれがなかった。それは入れてほしかったなぁ。あと侮辱された父親が憤慨して刀を持ち出すところが日本的で良かった。

後は、、、劇中の若い青年が田村正和だと後で知ってビックリ。

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