閉塞経済―金融資本主義のゆくえ (ちくま新書 (729))

金子 勝 筑摩書房 2008年7月

 

我々にとって、障害者であってもそれが個性である、多様な個性のうちの一つであると思えるかどうかが問われています。そこまで行かないと、本当の意味での豊かな社会、多様で自由で平等な社会にはならない。

1)バブルの経済学
石油エネルギーなどの大きなエネルギー革命がないから、投資機会がなく、バブルが起こる…?バブルを説明している経済学もない。
2)構造改革の経済学
市場は万能ではない。政府主導の国家戦略が必要。
3)格差とインセンティブの経済学
結果の平等と機会の平等はどちらも重要。結果が機会を左右する。インセンティブが医療制度を駄目にしている。「大きな政府」vs「小さな政府」、官vs民、機会の平等vs結果の平等などは成長率を左右していない。

まあ、とうちゃんから薦められた本だから左よりだったけど、至極当然のことが書いてあったようにも思える。

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