魔法にかけられて 

2007 ディズニー ケヴィン・リマ

はじめはどこで見たのかAmazonだったのかもしれない。好きなので三回はみています。

登場人物

 ジゼルはおとぎ話の世界・アンダレーシアに住む麗しい乙女で、王子様との出会いを待っている。ロバートはニューヨークで離婚専門弁護士をしていて、妻は他界している。現実主義的な考えを持っている。その一人娘のモーガンもロバートに影響されて現実思考的である。アンダレーシアのエドワード王子はジゼルに会い結婚式をあげようとしたが、ジゼルがいなくなりニューヨークに乗り込む。

物語の始まり

 ジゼルはアンダレーシアでエドワード王子と結婚式に臨むはずだった。魔女に言われるがままに泉の底をみると、魔女に突き落とされて異空間に迷い込んでしまう。暗い場所から這い出すと、そこはニューヨークの交差点のマンホールであった。ジゼルは美しくない現実の世界であるニューヨークにおどろく。城のような建物に入ろうとしているところで、ロバートと一人娘と出会う。雨に濡れて一人で夜のニューヨークを彷徨っている女性を一人にしておけず、ロバートは家に泊めることにする。そこからロバートの日常は非現実的なジゼルの登場によりかき回されはじめる。

テーマ

 ギスギスしている世の中でも見方を変えれば温かい世界に変えることができる。いがみあっている人たちも見方や考え方を変えれば仲良くなれる。みんな温かい世界や、慈愛に満ちた世界を望んでいる。ジゼルは周りの人に温かい見方を与えて世界を変えていく。そしてみんな幸せになっていく。そんな物語です。

最後に

 随所にパンチの効いた風刺が入っている。たとえばネズミやカラス、ゴキブリが部屋を掃除するシーン。都会では忌み嫌われている動物たちが部屋に入ってきて、部屋を掃除する。弁護士も面白くない仕事として描かれている。多くの部分は実写で描かれているが、ディズニーの雰囲気にまったく合っていなくて、その違和感もおもしろい。

 ギスギスした世界に住んでいる人たちがギゼルの魔法によって笑顔になる。いろんな人が元気になっていくのをみて自分も元気になっていきます。楽しい気分になりたい人におすすめの作品です!

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