論語

1999 岩波書店 金谷 治

 

君子は器ならず

「大学」「中庸」「孟子」にならぶ、中華圏(日本も含む?)の古典。

孔子は社会秩序を維持するための形式的な「礼」を強調している人だと思っていた。けれど、楽器に感動して音楽に没入したり、愛弟子が亡くなって悲しんだり、仁(愛すること、慈愛?)を強調したり、気さくな人だからこそ長く読み継がれているのだろう。

子の曰わく、素食を食い水を飲み、肘を曲げてこれを枕とす。楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。

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