イスラム教入門

1998 岩波書店 中村 広治郎

 

イスラム教とは何か?を包括的に解説した本。
成り立ち、経典の解説、ユダヤ教イスラム教との関係、各派の解説をしている。一般的な読みものというよりも理路整然と書かれているが、学術的な感がありちょっと読みにくい。
一神教の中では一番後にできたイスラム教だがキリスト教と同じように解決できない問題があり各派に分かれていることがわかった。

いのちに触れる―生と性と死の授業

1985 太郎次郎社 鳥山 敏子

 

人生をゆすぶった一冊。
鳥山先生の小学校での授業の内容がかかれている。それは「にわとりを殺して食べる」というような過激なものだが、自分の”生”が他の生物の”死”によってささえられているということを直感的に経験できる素晴らしい授業だと感じた。

大人問題

2001 講談社 五味 太郎

 

人生をゆすぶった本。あまりにも衝撃的で本屋で立ち読みしたら泪が止まらなくなった…。
教育という問題にあまりにも理不尽で体面ばかりを気にして小さな価値観を子供に押し付ける”大人”という存在を真っ二つに切る。”先生”や”お父さん”という名を借りた権威主義を考える。学校という制度に対する問題提起。
義務教育というのは養育する子女を学校に行かせる義務であって、子供が学校に行く義務ではない。画一的な教育は日本を豊かにしているのか?と考えてしまう。