ヒーローを待っていても世界は変わらない

反貧困ネットワークで知られる著者によるメッセージ。

政府ができることとNGOができることは当然違い。湯浅氏はNGOからの社会にアプローチしていく。(というような内容だったと思う)

通信技術が発展した現代は、トップダウンの政府よりもゲリラ的に活動できる組織の方が効率的で末端まで手が届くように感じた。多くの人が参加すれば意外にいろいろ動くのではないか。まずは参加です。

センス・オブ・ワンダー

1996 新潮社 レイチェル・カーソン, 上遠 恵子

 

子供といっしょに自然を感じて、未知なる物に心ときめかす感性を育もう、というレイチェル・カーソンからのメッセージ。

写真を途中で変更しているようだけど、内容とあっていなかったのが気になった。つか、メイン州行きたい。いや、メイン州行きたい。あと、メイン州行きたい。

夜露死苦現代詩

2006 新潮社 都築 響一

 

世の中の片隅に埋もれている言葉や詩を取り上げて論じている。老人ホームでの老人の独り言からエミネムまで幅広い。

中国語教室の本棚にあったので「なんじゃこれ?」と借りて読んだが、予想外におもしろかった。

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (知恵の森文庫 t ほ 2-1)

2007 光文社 宝彩 有菜

 

瞑想の方法、効能などを初心者向けに説明した書籍。

ずっと前から(たぶん脳内革命か何かで知った)瞑想をしたかった。いまさらだけど本を買ってみた。本のとおりにやってみても難しい。スポーツと同じようにトレーニングが必要だと思う。

吉原御免状

1989 新潮社 隆 慶一郎

 

吉原に赴いた青年剣士・松永誠一郎は、裏柳生の剣士たちと攻防するうちに、吉原の謎に迫って行く。

はじめは退屈だった。小説という形でなくてもよかったかも。吉原の習慣など興味があったが、傀儡子一族が話のメインだろう。民族とか好きな私には、他の要素はいらないから 傀儡子一族だけにしぼって詳しく話を聞きたい感じだった。

子どもが育つ魔法の言葉

2003 PHP研究所 ドロシー・ロー ノルト, レイチャル ハリス, Dorothy Law Nolte, Rachel Harris, 石井 千春

 

著者が書いた詩「子は親の鏡」をベースに、一つ一つの行ごとに章を作り、実例も挙げ子どもへの接し方を説明した書籍。

言っていることはしごく普通のことだとは思うけど、まあ実際に行うのは難しいことだらけなんだろうなぁ。漫画の世界じゃないけど、勉強しろ!と子どもに言わないで、親が勉強すれば子どもはそれを真似るのかな。画家さんが「うちの子どもは外で遊んでほしいのに絵ばっかり描いている」と嘆いていたのが思いだされる。以前、日本版では「アメリカンインディアンの教え」というタイトルになっていたというのは面白い。それにしてもずいぶんといろんなバージョンがある。