2004 角川書店 伊坂 幸太郎
妻の復讐を誓った“鈴木”。自殺での殺し屋“鯨”。刺殺での殺し屋“蝉”。3人の男たちが一つの事件をめぐって暗躍する様をそれぞれの視点から描く。裏社会にスポットをあてた作品。
「アヒル…」で伊坂氏は正義漢?と思ったけど、この作品では、その思いを強くした。ちゃんと仕掛けが用意されている。
2004 角川書店 伊坂 幸太郎
妻の復讐を誓った“鈴木”。自殺での殺し屋“鯨”。刺殺での殺し屋“蝉”。3人の男たちが一つの事件をめぐって暗躍する様をそれぞれの視点から描く。裏社会にスポットをあてた作品。
「アヒル…」で伊坂氏は正義漢?と思ったけど、この作品では、その思いを強くした。ちゃんと仕掛けが用意されている。
2005
日本が南北に分断された、もうひとつの戦後の世界。ヒロキとタクヤは、同級生のサユリと夏休みを過ごしていたが、サユリは突然、東京に転校してしまう。数年後ヒロキはサユリに再会するが…。3人の約束は果たされるのか?ノスタルジックな叙情詩。
うむー。独特の美術はスゴイ。エンドロールでも美術の方が最初に出てきた。だけどもっ、だっけっどっ☆物語が感傷的すぎるのと、アニメ少女のクネクネした動きに萎えました。なんだろう。美術を見る作品かも。
2005
モノクロームのコーヒーとタバコをテーマにした短編集。
たばこは吸わないけど、この組み合わせは美味しそうだ。
2007
昭和40年、閉鎖の迫る炭鉱のまちを救うため、北国をハワイに変えるという、起死回生のプロジェクトが持ち上がった!目玉となるのはフラダンスショー。実話を元にした人々の熱い想いを描いた作品。
しずちゃんの演技には軽く泣かされたが、演出が過剰なところがあって、泣けなかった…。うーん。まあ、想定の範囲内。
1998 集英社 山本 文緒
この生活が幸せだと思うようにしてきた平凡な家庭の主婦・綾子は秀明に惹かれてしまう。家庭に合わない妻をもった秀明は平和な家庭を切り盛りしている綾子に思いを寄せる。夫婦の役割などを含めた結婚の意味を問う作品。
健全な不倫の話。
2003 角川書店 山本 文緒
「未来永劫、家族として、一番近しい人として助け合って生きていこうねなんて誓ったところで、そんなものは空約束だ」
山本文緒さんの結婚観をまとめたエッセイ。
結婚願望がある人が読むものではないと思う。
多くの人が結婚する理由がわかった!
多くの人が結婚しているからだ!
2000 幻冬舎 山本 文緒
32歳付近の山本さんの日記。
テレビ番組の“いいとも”が見れなくて、オリンピックに毒ずく山本さんというのも笑ってしまった。親近感覚える。鬱傾向について触れられているが元気になってほしい。おまけのインド旅行記も面白い。
1996 角川書店 山本 文緒
広告代理店勤務のスマートな男と結婚した蒼子は、6回目の結婚記念日に年下の恋人と旅行中、自分とそっくりな容姿の蒼子と出会った。彼女は自分とまったく同じ記憶を持ち、違う相手と結婚した自分自身だった。そして彼女とお互いのパートナーを交換することにした。別の人生を選択できたら?ホラーより怖いファンタジー。
白泉社 菅野 文
剣道部の主将でキリリとした風貌の飛鳥。質実剛健、絵に描いたような日本男児。しかし彼は少女マンガ、ぬぐるみが好き、料理はうまいし、お菓子も作れる「オトメン」でした。
料理をサラっと作れるってカッコいいよなぁ~。超あこがれる。俺もオトメン目指してがんばりたいと思いました。え??やっぱり萌えより、トクンでしょ?
人気ミステリー作家サラは、お金や人気はあるが出版社の社長の愛人としては疎まれていることを感じている。社長はサラに南仏の別荘で休暇をとることを進める。後で自分も行くと言っていたが、別荘には社長の代わりに娘のジュリーがやってきた。奔放な性格の彼女は、毎夜ちがう男を家に連れ込み、サラに見せつけるかのように刺激的な夜を過ごしはじめる。独特の空気感をもったミステリー。
後を引く感じ。いろいろな解釈があるようだが、何か含みのある映像や細やかな心理描写に惹かれてしまう。