さぼリーマン甘太朗

2017 テレビ東京 Netflix 守屋健太郎/石田雄介/髙島夏来

ネトフリで激推されていたので、みた。

登場人物

飴谷甘太朗は出版会社のシステムエンジニアから営業部に転じた。甘味が好きで平日も食べるためである。三宅は部長で熱血上司である。

物語の始まり

甘太郎はあんみつを食べたくなる。部長から一緒に書店周りを持ちかけられるが、あんみつを食べるために一人で行くこと希望する。人形町の7件の書店を2時間で回ることを命じされる。なんとか7軒を手早く回った甘太郎は甘味処に入店し、あんみつを注文し、舌鼓を打つ。

テーマ

孤独のグルメの甘味版。甘太郎が甘味処を回る。他の社員との絡みもあり、孤独のグルメよりもいろいろある。あと結構、甘味フリークな貫太郎が変態的に描かれているところも見どころなのかも。

最後に

普段はあまり「あんみつを食べに行こう!」とか「ケーキを食べに行こう!」とならない。甘太郎を見ていると食べたくなってくる。甘党でない人にもおすすめかも!

恋するアプリ Love Alarm

2019 スタジオドラゴン

登場人物

キム・ジョジョは幼いころに両親をなくしている高校生。学校では修学旅行に参加しなかったり、給食を食べなかったりと、バイトをしながら貧しく暮らしている。ファン・ソノはイケメンモデルで政治家の息子。お金持ちだが満たされない。イ・ヘヨンはキム・ジョジョを好きで一緒の場所でバイトをしたりしている。ヘヨンの母ファンの家に住み込みで働いていて、ヘヨンはソノと同じ家に住んでいる。

物語の始まり

へラブアラームという自分を好きな人が10mいないに来たら分かるシステムが開発された未来。ジョジョは友達には塾に行くと行って分かれるがバイトに行く。ジョジョとヘヨンは同じ焼肉屋でバイトしているが、その帰りにヘヨンはジョジョをこっそりと尾行して盗み見てから返ってくる。たまたまそのときに久しぶりに韓国に帰国して居合わせたソノはヘヨンとジョジョを目撃する。ヘヨンとソノは一緒に寝るが身分が違う。翌日にソノが登校すると女性の目を集める。ソノはジョジョを見かけ、ヘヨンが好きなジョジョをソノは気になりだす。

テーマ

貧富の差が色濃く描かれている作品。貧しさ。片思い。心理とアプリがつながっていてくるのが見せてくる。ジョジョの過去の謎。ラブアラームの謎。謎が展開を引っ張る物語。

最後に

ジョジョ役のキム・ソヒョンが可愛いが、ソノもかっこよく印象的な顔立ちだ。そんな二人のやり取りや片思いのヘヨンと、ラブアラームの関係はぐっと引き込まれる。貧富の差の描写も生々しく物語の縁に陰影をつけ、ラブストーリながら甘くない味付けにしている。とはいえ学園モノのラブストーリーがベースにあるので、きゅんきゅんも楽しみたい人にもオススです!

彼女はキレイだった

2015 MBC チョン・デユン

登場人物

キム・ヘジンは学生ローンを返済するために飲み屋で働いている。幼少期はお金持ちでお嬢様だったが幼少期に家が破産した。ミン・ハリはヘジンの親友で一緒に暮らしている美人で、ホテルの支配人をしている。チ・ソンジュンはヘジンの小太りの幼馴染だったが、時を経てイケメンになっている。

物語の始まり

ヘジンは面接を受けに行くがうまく行かない。家でメールをチェックしていると、小さいときに世話をしていた同級生のソンジュンが米国から帰国するので会いたいと言ってくる。公園で待ち合わせると彼らしき人がいる、しかし別の美人な女性に近づいていった。その時にヘジンは彼女が幼少期は容姿端麗で成績優秀な美少女で男子の羨望の的だったが、今はその面影が一片もないことに気づく。ヘジンは彼に合うのが怖くなり、親友のハリを代役として彼に合わせ対応をさせる。彼の美しい過去を壊さないようにもう会わないことにする。そんなおり面接を受けた会社から合格通知が来ており、晴れて会社員になる。業務支援部に配属されるが、ひょんな事からファッション雑誌ザ・モストの編集部に出向することになる。ザ・モストに海外で活躍した敏腕編集長をつけることが発表されるが、それはソンジュンであった。ヘジンは身を隠したまま厳しいソンジュンの下で働くことになる。

テーマ

女性の容姿。ファッション。忙しい編集部。友情。過去の思い出。それらが混ざり合う中、秘密が物語を引っ張っていく。

最後に

設定が秀逸でドタバタ劇ながら目が話せない。三角関係にもなるし、キューピット役のキム・シニョク先輩も不思議な魅力を醸し出している。ハラハラ・ドキドキなコメディが好きな人にはおすすめかもです。

ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

2017 毎日放送 野口照夫/山本清史

Netflixにあったのでたまたま見たが素晴らしい作品だった。

登場人物

稲葉光生(あきお)はゲーム好きの会社員。ファイナルファンタジーの世界でマイディーとして活動している。稲葉博太郎(ひろたろう)はあきおの父。

物語の始まり

あきおの父は突然に会社をやめてしまった。ある頃から会話がなく理由がわからない。意思疎通を図るためファイナルファンタジーの世界を利用して、光のお父さん計画をたてる。引退した父にゲーム機を買ってファイナルファンタジーの世界に入ってもらう。父は自分にインディーという名前をつけて、ゲームを楽しみだし、ついにゲームの中でマイディーと遭遇する。

テーマ

父との交流が主軸。初心者のお父さんのプレイも面白い。大規模多人数同時参加型オンラインRPGの世界とその仲間との交流。幼い頃の思い出。原作とは違うのか主人公の会社生活も少し出てくる。なぜ父さんは会社をやめたのか?

最後に

お父さんの様子や息子との交流は微笑ましい。なによりお父さん役の大杉漣の表情が最高である。またこれが事実というのも驚いてしまうし、マイディーさんのその後の映像化の仕事も感動するし、その後も悲しい。何重にも物語が積み重なっているドラマ。ぜひマイディーさんの渾身の作品を見てほしい!