1994 講談社 阿辻 哲次
漢字の字源を中国の故事、文化を交えながら、紹介している。1.漢字と食文化、2.男と女の漢字学、3.漢字の動物園、の3章。
いろいろ面白かった。
1994 講談社 阿辻 哲次
漢字の字源を中国の故事、文化を交えながら、紹介している。1.漢字と食文化、2.男と女の漢字学、3.漢字の動物園、の3章。
いろいろ面白かった。
1967 角川書店 森 鴎外
山椒大夫・高瀬舟・阿部一族を含め、9作品が収められている。
歴史モノが多いがどの作品もテーマが重く、読み応えがある。っていうか、候文とかは読みにくし。
1997 岩波書店 吉田 孝
どのように「倭」という国号が「日本」という変わったか?という疑問に端を発して、日本の歴史を周辺国の動きと共に追ってゆく。
読みにくい。結論も良く分からん。
自ら「日本」を名乗り始めたんだ!って言いたいのかな。
2006 角川書店 山本 文緒
「結婚したら、楽だった。毎日毎日そりゃあ呑気である。退屈でしょう、と言う他人もいるけれど、もし本当に退屈がいやならば、とっくの昔に私は働きに出ているだろう。
退屈でない生活など、考えただけでもぞっとする。何しろ私は子供の頃から怠け者で、毎日同じ時間に起きて同じ電車に乗って学校へ行くのが苦痛で堪らなかった。」
旦那は帰ってこない。パチンコ、ファミコン、ビデオ、テレビ、猫、昼寝の生活の中で、隣の家の中学生と親交を持つようになる。団地主婦の物語。
山本文緒にしてはライトな内容だった。けど、切り口がやっぱりいいな。
2005 新潮社 村上 春樹
海辺のカフカの話。
意味が分からなかった。何年かぶりに読んだけど、村上春樹ってこんな感じだっけ?
恩田 陸 角川グループパブリッシング 2008年8月25日
「ユージニア、私のユージニア。
私はあなたと巡りあうために、
ずっと一人で旅を続けてきた。」
忘れられた祝杯。白い百日紅。群青の間。
旧家で起きた、大量毒殺事件を証言から描いた作品。
結局、真実があるのか否かも分からず。。。
1997 岩波書店 デカルト, Ren´e Descartes, 谷川 多佳子
「わたしは生きるために残っている時間を、自然についての一定の知識を得ようと努める以外には使うまいと決心した。」
第一部、他人から習ったことを捨てて、自分で考えるわ。第二部、考え方を整理すっか。第三部、考える際のルールを決めてみた。第四部、で、考えみたら、俺って存在するんじゃね?第五部、地球とか医学とか出版しないことに決めた著作の抜粋ね。第六部、人生短いし、考えたことは公開して、共有しようぜ!けど、わけありで出版しないけどね。。。デカルトさんの考察。科学の基礎。
すべてを疑って自分が存在することにたどり着いたが、神はそもそも疑わない。これも科学の基礎なのかもしれない。これがガリレオさんタイホの影響なのか否かが知りたい。あと、人間と動物を区別する、自然を人間の支配化に置く。っていうのは特徴的だ。
1972 新潮社 遠藤 周作
マゾヒストの告白を描く「月光のドミナ」をはじめ、人間の暗部やエゴを描く11の短編。
2004 光文社 三砂 ちづる
現代日本の月経、セックス、出産と、女性の生理を一歩下がって鳥瞰する。早婚のすすめ、セックスする相手を見つけられないメスとして弱い人の生き方など、筆者の提言も見逃せない。
1985 新潮社 遠藤 周作
フランス革命の象徴的な存在であるマリー・アントワネットを、暴徒と化した民衆、キリスト教と背景に描いた作品。